江華・高麗都城に対する学術調査研究



国立ソウル文化財研究所は、中世時代の物質文化に関する研究を中核主題とし、「江華・高麗都城学術調査研究」を行っている。江華地域は、モンゴルの高麗侵攻の際に首都(1232~1270)となったため、高麗時代の都城関連の文化遺跡が残っている唯一の場所となっている。現在、江華島には城郭、寺院、墓地など50か所以上の高麗時代の遺跡が分布している。国立ソウル文化財研究所では、これに関する学術調査や関連研究を行い、高麗時代における都城の歴史と文化の全体像を知るための端緒を提供している。高麗都城関連の研究成果の集成・整理、江華地域の古地形分析など、学術の基礎を築く研究を行っており、江華地域の宮殿・城郭・寺院跡に対する基礎調査に基づき、分野別発掘調査や物質文化のさらなる研究の深化を進める予定である。当研究所は、学術調査及び関連研究により蓄積されたデータベースを体系的に構築し、中世時代の都城の持つ物質文化の特性を明らかにするため、尽力していく計画だ。

江華・高麗都城の全景
江華・奉恩寺址への物理探査
江華・興旺里離宮址への現地調査
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